第65話

8.止められない気持ち、どうにもならない事、前を向いて








キッチンに戻ると、化粧がはがれるほど泣いていた中居さんがスッキリとしていた






「岩本さん、私の顔ひどいでしょ(笑)」






深澤くんは笑いをはぐらかそうと一生懸命だ






「えぇ、ひどいですよ(>_<)笑 でも、良い顔していますよ!全部、剥がれたから」



「そうね、とても楽になったわ、ありがと、これでちゃんと受け入れられる」



「良かったです、顔洗われたらどうですか?」






深澤くんがタオルを持ってきた




「そうね、行ってくるわ、の前に稲垣・・・」



「僕、行きますから、大丈夫です」



「ありがと、お言葉に甘えるわ」






中居さんはモンスターのいでたちになってしまった顔(笑)を洗いに洗面所へと向かった


僕は、稲垣さんの所へ足を運んだ






(聞こえていたら殺されるわよ(笑))







深澤くんは稲垣さんの元へ行ってくれた





(深澤くんの方がきっと寄り添えるよね・・)





・・・・・・





・・・・・・





稲垣さんを連れて、深澤くんが戻って来た


こちらも軽くモンスター気分を匂わせる顔をしている






中居さんも戻ってきた






「お二人とも良い顔をしておりますよ!さ、お話再開して先に進みましょう」

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