第58話

3.指輪貯金の謎









一瞬にして、静かになった







でも、僕にとっては当たり前で、昨日の為に昔から貯めていた


だって、僕は彼女に会うためにこの時代に生まれているのだから





龍神様がれんな様を愛でるように、ぼくは蓮伽さんを守りたい


この地球の為に身を削る蓮伽さんを


僕が護る為に、過去からこの時をきっと待っていた






無意識に出た言葉にみんなが違和感を持っているようだ






蓮伽さんが、静寂を破った






「・・・・ありがとう、深澤くんは私に出会うってわかっていたんだね」







「・・・・・はい(^^)」








「そっか、見つけてくれたんだね、ありがとう・・・。に、しても、値が張ったでしょ(笑)」


「ははっ、まぁ、張りましたよ!今んとこ人生最大の買い物ですっ!」







中居さんも稲垣さんも、納得したようだった






「・・・・あなた達は出会うべくして出会っているのね」







「そうですね、前世で出会っています。」







蓮伽さんも笑って頷いている





「私にとって、深澤くんは神様からのプレゼントです.....あ、龍神様からのかもですけど」





「龍神様??」





中居さんも稲垣さんも何が何だか、という顔だ






「まぁ、その顔しますよね(笑)時間もあるし、その話をしましょうか」






僕の顔をチラッと見て、ゆっくりと話し始めた

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