第37話
9.枯渇知らずの躰
息も切れ切れに、整えながらも深澤くんはワタシの中に入ったままでいる
少し息が落ち着くと、ペットボトルを取りいつものように水を口に含め私の唇に流し込んだ
少しぬるめのウォーターが心地よく喉を通り、満たされてゆく
「.....蓮伽さん....」
「アッ.....」
そのまま、ゆっくりと律動を始めた
私の真ん中に辿り着きたいかのように
口づけをしては水分を体の中に流し込み、自分で飲むことも許してくれない
「ンクッ...ん.....」
「自分で飲ませて.....」
「ふふっ、ダメだよ....僕から離れないで」
そう言いながら、相変わらず滑りの良い蜜壺の中で行き来する
「アァ.....っ、ァ.....っ、」
「ホントに蓮伽さんの声は切なくて興奮す....る....」
だんだん律動が早くなり始めた
「....蓮伽さん、おいで」
―————―あぁ....この声、抱き寄せる手、
深澤くんのすべてが私をインモラルな空間へと誘い、理性のいらないメロウな時間が続く
「蓮伽さん....キレイですよ、僕をいっぱい欲して」
「あ゛ぁ......っ!アフッ....、ァア...っ、あぁ....ッ!」
応えるように声を上げ、受け止めるように腰を落とす
「はぁ.....っ、あぁ...、ハァ、ンっ、ンッ.....っ」
深澤くんの漏らす声で私の蜜は、糸を引くほどになっているようで粘着質な音を出している
「蓮伽さ....ん....っ、蓮伽さ....ん....、あぁ...すごい音して....」
「深澤く....ん....っ、あ゛ぁ...っ、はぁ....、ンンっ.....!」
思わずのけ反って開いてしまった花の中にあった突起はむきだしになり、深澤くんは見逃さずに撫でた
「蓮伽さ....ん、全部見えちゃってるよ....あぁ...いい香りだ」
激しい律動と同時に動く深澤くんの指の動きに、大きい波が寄せて、二人同時に絶頂を迎えた
・・・・・・
「ぁぁ...いや....深澤く...ん、イったばかりなのに...あ....ダ...メ...っ!」
「我慢できない....、....あぁ...」
僕は耐えられず、蜜が溢れ続けている茂みに顔をうずめ
ボクを受け入れて興奮している蜜壺を愛おしむ様に、舌先で蜜を絡めとった
「あ゛ぁ......っ!、ダメっ、イクぅ....ッっ!!」
蓮伽さんはまた絶頂を迎えた
今度は、潮を吹いたので僕の顔はずぶ濡れになった
・・・・蓮伽さんは、クンニをするとイク寸前に必ず僕の髪の毛をクシャっと持つ
無意識なんだろうけど、僕は何だか幸せすぎてずっといつまでも求めたくなる
でも・・・・
いくら吸っても、どれだけ絡めとっても、蓮伽さんの蜜は溢れ続けて僕を沼らせる
ああ....ずっと溺れていたい、沼
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