第13話

2.旅館の施しですね、これは。






深澤くんの作った朝ごはんが並んだ。






前回は、和食だった。






今回は、洋食。





サービス精神旺盛の彼だ。





焼きたてのパンに、ベーコン、卵、サラダ、フルーツヨーグルト。





素敵すぎる°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°





コーヒーも挽きたてで香りが良~い。





「深澤くん、このパンは?」



「焼きたてと思われるものが届けられていたよ。稲垣さんに聞いてみてはどうですか?」



「うん、そうするー。」







至れり尽くせりで、食いしん坊の私には幸せしかない。







「ところで、今日の予定は?」


「ん、中居さんがもうすぐ到着するから、一日中居さんとご一緒かな。打ち合わせとか外出もあるの。」


「わかった、そしたら車出すときは僕が運転するし、蓮伽さんが良ければ雑用は僕引き受けます。」


「お願いしていい?」


「もちろんですよ♡僕、それくらいしか出来ないので。」


「......そんなことないよ、一緒にいてくれて、こんなに美味しいご飯用意してくれて・・・ありがとう。」


「その言葉があれば頑張れます、僕は蓮伽さんが好きすぎますから(笑)」


「知ってる(笑)だから幸せ!」


「お風呂も出来てます。ゆっくりしてきて。」


「一緒にはいらないの??」







・・・・・この、小悪魔。


僕の愛してやまない蓮伽さんはこういう所がヤバすぎる。





「一緒に入ったら、僕は蓮伽さんを離せなくなる。好きすぎて欲を抑える自信がありません。それで良ければ(笑)」


「それは困るね、私も普通じゃいられないからね(照)それは夜だけでお願い(/ω\)」







・・・・・・これを無意識に言っているとしたら、僕はもたないぞ。





天使と悪魔は紙一重。






今日も朝から好きすぎて、僕は幸せだ。

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