Make Luv.~彼の愛の伝え方
私の愛のカタチ
そのまま力を緩めることもないまま連れて行かれ、ベッドへと放り出された。
目を見開いたままの私を上から見下ろしている。
「.......」
「目を閉じないの?」
「.......そんなに悲しい顔で、どうやって私を抱くの?」
「......」
意志の強い言葉を発する私の口元を、冷たい唇が塞いだ。
「ん......」
「ン.....」
何も言わずに舌を絡め、唾液を吸いつくしてゆく。
「好きすぎて......失うのが怖い....」
声にならない声で愛を囁く。
キスで紅潮した頬に、一定のリズムで涙が零れ落ちては蒸発してゆく。
「深澤くん、必ずあなたの所に戻って来るから。」
「ン.......」
私が言葉を発する度に、唇が動かないように塞ぐ。
「蓮伽さんは、戻って来るって信じているのになんでこんなに苦しい......」
バスローブの紐に手をかけ、はだけると首筋から胸元へ唇を這わせていく。
「はぁぁァ.......んっ...」
「こうやって、愛し合ってる時は信じて身も心を委ねられるのに。激しさも、本能の部分も、柔らかい壊れそうな気持ちの部分も。」
「......深澤くん...だから.....、こんな声を出してしまうの....、深澤くんなしでは...もう私ではないの..信じ...ぁ....ッ!」
いつもは甘噛みな乳首への愛撫も、今日は強めに歯を立てて刺激が強い。
「ん....っ、あっ......はぅ....っ..」
「めちゃくちゃにしたい......もう、このまま壊してしまいたい....」
「......いいよ.....それで、呪縛からとけるなら....私の気持ちを信じる事が出来るなら....腕の中で壊して...」
悲しそうな顔をしているのに、うらはら吐息は激しく、荒くなっていく。
「蓮伽さん、こんな時でもものすごく濡れてる....」
気がつけば唇は陰部まで到達し、舌は蜜を味わう為に奥まで入っていた。
「あ”あ”......ンッ!!んふっ......ん、はァん...ッ!ぁぁ..」
執拗に舐めまわされ花茎のように突起も硬くなり、外へと突き出してくる。
「蓮伽さん.....そのまま、イって.....」
動きが早くなり、いつもよりもより深い絶頂を迎えた。
「蓮伽さん......潮....吹いたかも....顔、ビショビショ(笑)」
「わ!ゴメン!!潮ってホントに吹くのね....初めて」
「なんだろ...嬉しい....すごい興奮する....変態?俺。」
「違うよ、愛の重さ?(笑)」
「あ....俺、重い...か。」
「ううん、冗談。その重みも嬉しいの。」
「蓮伽さん.....」
「もっと重くても大丈夫。深澤くんの気持ちの分だけ、私の器も潤って行くし、受け入れて包んでいける....」
深澤くんのモノもいつになく大きくなっている。
「深澤くんに喜んで欲しいから.....ちょうだい....ッ」
咥えると「あ”ぁ.....っ」と大きく吐息が漏れた。
律動を激しくする度だんだんと息が荒くなってゆく。
「蓮....伽さん.....気持ちい...い...ッ..イキそうだよ」
「いいよ.....口に出して....」
奥の方で、律動に合わせ大きく果てた。
「ねぇ...蓮伽さん.....入れたい...やっぱり、最後は蓮伽さんと一緒に....」
「ん.....私も、深澤くんが欲し...」
返事をし終わる前に深澤くんのモノは奥へと入って来た。
「あぁ.....ッ....あぁ...蓮伽さんの中、気持ちいい.....っ」
いつもよりも、奥へと突き上げるリズムが早い。
「愛してる....、愛してる....大好きだよ、もっと僕を感じて....」
「ん.....っ、あふ....ッ、あぁ......ッ、アッ、アッ、アッ、アンッ、アン...ッ、ンッ、」
「....いつもよりも気持ちがいいの...なんで...もう、イキそうだよ....」
「ん....ッ、中に.....中にちょうだい.....」
深澤くんの腰の動きが止まった。
「えッ?...なんで...」
「......ん...どうしても。私が、中に深澤くんを残したいの....」
「いや、でも」
「.....お願い、全部ちょうだい...欲しいの。」
「......蓮伽さん、何考えているの...?」
「....何も....、ただ、こうすることで深澤くんが私を信じてくれるなら間違っていても構わな.....、んふ.....ッ、」
言葉を奪い取るように舌を絡ませ、黙らせていく....
「.....ゴメン、僕が弱いから。いつまでも過去を引きずっているから、大切なあなたにそんなことを...言わせてしまった。もう、大丈夫だか...」
「違うの、離れて寂しい時に愛された時間を私が、思い出したいの....つらくても頑張れるから。ねぇ、愛して、いっぱいちょうだい...」
「.....わかった....」
・・・・・・・・・
帰宅前の最後の時間が許すまで、一度も離れることなく求めあい、愛し合った。
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