Make Luv.~二人の時はできるだけ

求めても求めても

外は、あかね色になっていて夕暮れの香りと少し寒さを感じる風が心地よい。





外にあるベンチに私を下ろしシャワーを出した。




「おいで」





深澤くんの低くて優しい声が私を淫靡な世界へと連れて行く。





そっとシャワーを肩から掛けて体のラインに沿って大きな手で撫でていく。




「.......んン....」


「ん?撫でてるだけなのにどうした....?」


「ん....気持ちよくて...」



ポテッとした厚めの唇が吐息の出る唇を覆う。



「蓮伽さん、可愛い」




いたずらっぽく笑いながら、尖り始めた乳首にシャワーをあて反応を楽しんでいる。




「はぁ.....んッ..!」



「もっと、声を聞かせて、蓮伽さん.....」



シャワーを戻し、首筋へと唇を移動し硬く尖った乳首を口に含んだ。




「あぁん....ッ、ンッ、」


「ハァ.....蓮伽さん...ッ、気持ちイイの...?」




喘ぐ声に興奮し、強く噛んだり舌で転がしたりして反応を愉しむ。





「はァ...ン...、あッ...」


「いい声で啼くね...ここはどうなってるの....?」



腕を下へ伸ばし、もう蜜でいっぱいになっているはずの密林に指を入れた。






「はあぁ”ン........ッ!アフッ....ッ」


「あぁ....いやらしいな、とろっとろの蜜が溢れて足に滴ってるよ」





液体をいっぱいすくった指を舐めると息遣いが激しくなる。



「はぁぁ.....蓮伽さんの、美味しい....もっと。」





そういうと、足を大きく拡げ蜜の香りに誘われるように顔をうずめた





「はぁぁ.....ッ、美味しい.....ンン..ッ」




音を立てて、まるで一滴も残さないかのように口の中へと吸い上げていく





絶頂を迎える寸前、花茎の奥へと深澤くんは入って来た




「あ”ぁンッ......、」

「あぁ......ッ、蓮伽さん.....」






貪るように求めあい

二人の吐息と声、律動で生まれる溢れ出す液の擦れる音だけが、静寂の中に響く







言葉にせずにただお互いを求めあった







それはきっと、さっきの稲垣さんの話を知って同じ気持ちだったのだろう。


愛する人と交わり果てる事の幸せ.....







「ん...ッ...ぁ.....、ハァ、ハァ....ッ」

「.....ン...はぁン....ハァ...ッ、ンッ...」








優しいキスの雨が体中に降り注いでいく。







「ねぇ......蓮伽さん...今日はまだ蓮伽さんが欲しいんだ....」


「待って....のぼせちゃってる....」





絶頂を迎え、紅潮としたままの私を抱きかかえリビングへと向かった。











――――――――――冷蔵庫からボトルを取り出してきて水を口に含み、私の唇へと運んだ。



「ごめんね、私が若かったらもっといっぱいできるのにね。色んなエッチな事も楽しめるのに(笑)」



力なく笑うと、



「十分エッチな事いっぱいしてるでしょ(笑)蓮伽さん、誰よりも素敵だよ。

だって、ずっといつまでもしてたいからね。」



「ありがと」




目の前でいきり勃っているモノを口に咥えた。




「はぅ.....ッ、ううッ...、んン...ッ」




音を立て、上下に動き舌を口の中で動かすと吐息と共に声が漏れる





「あぁ....、蓮伽さん気持ちいい......こっち向いて」




咥えた顔を見下ろし、優しく髪の毛を撫でる




「やらしい顔して、興奮するよ」




口の中で舌を滑らせると吐息が漏れ.....




その吐息と低めの声がまた私を行為に走らせる。




「蓮伽さん......こっち来て」





鍵とスマホを無造作においてあるテーブルに手をつくように促した。





「蓮伽さん、お尻突き出して...」





後ろから大きな体で覆いかぶさり、突き出した腰を引き寄せ、いきり勃ったモノを収めた。




「?!......はうっ....ぅン...ッ!」


「ウウ....ッ、クフウ.....ッ、気持ちいい...ぁぁ...ッ」




いつになく激しく、何度も繰り返される奥に届く律動


お互いの喘ぎ声も獣のようにからみつくように変わってゆく



「あっ.....ッ、あふ...ッ、ぁ”ぅン...ッ、はぁ”ン...アフ...ッ」


「蓮伽さん、いつもよりも感じてるの?奥から蜜が溢れて来てすごい音してるよ」




深澤くんの腰の動きに合わせて、粘着質な音が響きわたる




愛おしそうに乳房を弄ぶ深澤くんの指、

背中にはキスの雨が降り、

耳元では切ない声で何度も囁く、

「愛してる」





幸せ過ぎてどうにかなりそうになる。





「蓮伽さん、大好きです....一緒に...ずっと一緒に...」


「深澤く....ん....、大好き....ッ、あっ..んんン...ッ」







.......激しく突き上げるリズムの中で深澤くんに抱かれ、絶頂を迎えた。






「何度交わりあっても、どれだけ果てても、足りないよ」







深澤くんは恥ずかしそうに笑って、キスをくれた。

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