結いの約束～記憶に残る蜜の香り【異能覚醒編】

he side 深澤舞翔のキモチ

<俺、ケダモノになったかな。求めても求めても足りなくて。>

そんな事を考えながら、リビングで一息ついていた。

蓮伽さん、歳も一回り以上年が上で、離婚するって言ったって、まだ既婚者。

仕事で、出会ってそんなに立っていなくて・・

蓮伽さんと出会ってから不思議なことばかり起こる。

まず、蓮伽さんと初めて会ったはずなのに、

『見つけた！』って感覚、あれ何？

懐かしささえあったんだよな・・・

で、癒しのパワーがすごいし、オーラが大きい。

長年、マイナス思考の僕が、こんなにポジティブで誰かの役に立ってる...。

これって、蓮伽さんのおかげだよな....

.....蓮伽さんの中....気持ち良すぎて今まで経験したことのない感じだった。

思い出すと、マズい・・・・体が反応する・・・。

何より幸せで、もう、蓮伽さんじゃないとダメだわ。

最後に旦那さんとエッチしたの、いつなんだろう・・・

旦那さんもあの感じ経験してるのかな.....

だとしたら手放したくないだろうな。

聞きたいけど聞けないよな・・・無粋ってもんだし。

離婚するって、言ってたから。

悪い癖だ、嫉妬が強いの。

それで、失敗しているのに。

もう人を好きになるの、懲りたはずなのにな、、

苦しくて、辛い思いしたのに・・・

好きになりすぎてる、俺。

蓮伽さんは失いたくない。

もう、蓮伽さんなしでは生きてはいけない....

・・・・・しかし、あの男女の声。

でも、嫌じゃなかった。

エッチしてた時は、聞こえて来なかったし・・・

あれからも、聞こえてこない。

中居さんも・・・・僕たちがそういう関係になるのを待ち望んでいたような

含みのある言い方、してたけど・・・異能と関係あるのかな・・？

・・・・・・・・・

ヤバい、またしたくなってきた。

いつでも、抱きしめたまま一緒にいられたらいいのにな。

蓮伽さん持ち歩けたらいいのに。

そんな異能、ないかな....

・・・・あっ、蓮伽さん戻って来た。