【Make Luv.】三日月が照らす二人の時間

リビングから庭に出ると、露天風呂があった。



「わー!!お風呂、いいねー!」


「素晴らしいですね~!景観も何もかも!」


「ねぇ!」




大きく息を吸い込むと、空気がとてもキレイなことに気づく。





「ここはさ、ホントに護られているって、感じる。そもそも、空気に邪念がないの。

中居さんの一族が丁寧に護って来たんだなって、思う。」



「・・・そうですね、空気が綺麗なのは僕でもわかりますからね。

さ、入りましょう。」






今日は、雲一つない夜空で、三日月の光もお風呂まで真っすぐ届いていた。





深澤くんは躊躇なく、スルッとバスローブを脱いだが

私には、その勇気が出ない。



「脱がないの??」



「月の灯りが、体を照らすから・・・恥ずかしい」



「(笑)さっき、あんなに恥ずかしい恰好したのに?」



「・・・・間接照明だったじゃん。」



「・・・・・可愛い、いちいちそそりますね(笑)

わかりました、先、湯船に入っているから、その後、来て。」


「(照)ごめん、若い体じゃないから・・・だらしなくて。」


「・・・・僕は、蓮伽さんの、そのだらしない体が好きなんですよ。」



そういって、深澤くんは葦簀よしずの向こうの流し場へ行き

掛け湯をして湯船へ向かった。



「湯船に浸かったよ、おいで。」




優しい声で誘う深澤くん。




バスローブを脱ぎ、掛け湯をし、湯船に入った。

彼は、気を使ったのだろう、入るまで月を眺めていた。





「蓮伽さんの体....月明りに照らされてキレイだよ。」



「そんな恥ずかしい事、よく言えるね(笑)」



「ね、僕も不思議です、

普段ホントに口下手で、それでよく失敗するのに」



「そうなの?モテそうに見えるけど・・・」



「そんなことないですよ、相手が蓮伽さんだからかも知れないです。」



「うまいなー(笑).....でも、ありがと☆

本当に、深澤くんと一緒だとお姫様になったのかな?って錯覚しちゃう(笑)」



「お姫様?女帝じゃなくて(笑)?」



「・・・・・(ムッ。)」



「(爆)冗談、、、、どっちでも、僕にとっては特別。」




そう言って、後ろに回ってフワッと包むように抱きしめた。




首筋から、ゆっくりと唇が肌を滑る。




「アっ.........ッ、ん....っ....」



思わず、ピクンとなりのけ反った。



......脇から、手が伸びてきて乳房を包む。



「.....ホントにおっきいね。手からこぼれ落ちそう」




背中にキスの雨がふる。

その度にピクンとなって乳房も波打ち、影となって体を写す。


「キレイだよ......」




「はぁぁぁ.....ッ、んんッ....み、耳はダメ.....ッ」

呟きながら、甘噛みを繰り返して反応を楽しんでいる。




「?!」




気がつくと、湯船の中で片方の腕を使って足を拡げ

月明りの水面に、蜜部をさらけ出す格好になっていた。



「....本当に愛おしくて、たまらないよ....」




茂みを拡げ、すでに大きくなった突起を擦る。



「イ...ヤァ...ンンンツ、気持ちイイ....ツ、あっ...あぁッッ、はぁ.....」



「お湯.....トロトロしてるよ、汚れちゃう...」



耳元で興奮している深澤くんの激しい息づかいが聞こえ、

片手は乳首を強くもてあそび、片手は突起から離れない。




「深澤くん....ッ、おかしくなっちゃ...う...ッ!ァァァ...」




「ン...よいしょっと、、、」




急に私を抱きかかえ、石の上に座らせた。




「月明りで蓮伽さんのココ、照らされて光ってるよ。

中から溢れてくる蜜のせいだね。」




「ハァ、ハァ...深澤くん激しすぎる、よ...」




気が付くと、恥ずかしい恰好で月明りで全部見えている。




「ゴメン、好きすぎていじめたくなっちゃって(笑)

それに、そうするとドンドン溢れてくるから、、、蓮伽さん♡」




恥ずかしすぎて、思わず顔を手で覆った。





「蓮伽さん....こっち向いて。」





「えっ?.....あっ!」




拒む間もなく、両手で全開に足を拡げられていて

そこに顔をうずめた。




「?!.....はあ”あ”ン......ッ」




「もう....蓮伽さん、いやらしすぎるよ.....」




吸いつく音が響く。




「あ....ッ、恥ずかしい....ッ......イイッ......も...っと..もっと吸って..ッッ!」




「やっと正直に言ったね、可愛いよ....ちょうだいして」




”ジュルッ、ジュルッ、ジュルッ、”



「.....はあぁ....おいしい...蓮伽さんの..ん”ンン...」



「ハァ...ハアン....アフッ.....ン...アン...アンン、

気持ちイイ....あ...深澤くん...もっと、して....ッ」



「はァ...はぁぁ...すごい興奮する....ゴメン、部屋までガマン出来ないや....」




立ち上がると、頬を包みキスをしたまま、グッと抱き寄せて中に入って来た。



「あぁッ.....っ!」



「れ、蓮伽さんの中、、、、気、持ちいい........ッ」




律動に合わせて、今まで感じた事のない波が押し寄せる。



「ンンッ....ンン......ッ、蓮伽さ...んッ...蓮伽...蓮...」





何度も名前を呼ばれ、唇が腫れてしまうほどに吸われ、

私の瞳に映る、月明りに照らされた深澤くんの顔は

切なげで、でも、凛々しくて、甘い顔をしていた。




(愛おしい.....深澤くん...)



「んっ、んンンッ....ハァ...ハァ...蓮伽.....あんまり締めないで....

気持ち良すぎて.....おかしくなるよ....」



「んッ、んッ、アッ....もっと..もっと...アッ....好き...ッ、あ”あ”ァッ...ンンン....ッ!」



「ンン...ッ、はあッ、あッ、あぁ....気持ちイイ...、...蓮伽さん....

好きです....好きです.....大好き....、」



「はぁッ、アッ、アフッ....ああんッ....ンン」





————————それは、獣のように求めあった。


誰にも邪魔されない二人の世界・・・


一方的なんかじゃない、吸いつくすような愛撫。


すべてを貪り、欲しあう、理性のない息遣いだけの空間。


静かな時の中で、上げる互いの声...。


そして、私より先に果てることなくずっと求めてくれる時間。


愛でいっぱいの満たされた思い...








「ゴメン......蓮伽さん、ベッドまで我慢できなくて......

獣みたいに見境ないって思ってるでしょ?我慢たりなすぎだよね、俺。」



「ううん、、、、そんな事思ってない!!

そんなん言ったら、私だって、だらしない躰で股広げて喘いで声上げて・・・

私の方こそ下品だよ。でも、欲しかった...深澤くんが。

抱かれてると、とても幸せで溶けそうになる。」



「こんなに激しいのしたのに、また欲しい、まだ欲しい(笑)

ダメだ.....蓮伽さんに溺れてる。」



「そんな事、言ってくれるの・・・ありがとう、ホントに嬉しい..」



「見て....あんなに激しかったのに、まだ収まってない(笑)」




(す、すごいな......よく見ると大きい....あれ、良く入ったな(笑))




「元気だね....(照)」


「蓮伽さんのせい(笑)相性が良すぎる。」



(わかるッ!実は私も思ってる...初めてイったかも....

交わっている時の感覚が、今までの人とは全然違う。

別々の体じゃないみたい・・・)




「抱きしめたいけど、一緒にお湯につかりたいけど、、、

また、したくなっちゃうから(笑)先に、洗って出るね。

リビングで待ってます。」




「(笑)そうだね、お風呂から出られなくなる。」




「ホントに、愛おしい...」




また、始まってしまうのでは?と思うほどの激しめのキスの雨を降らし

深澤くんは上がっていった。







・・・・・・・





ふぅ......。



ゆっくりとお湯に浸かり、空を見上げればさっきよりも満天の星に三日月。



ロマンチックな夜のはずなのに(笑)




でも.....とても幸せな時間。

あんなに求められるなんて、あんなに愛おしんでくれるなんて....

こんな年になって、出会ってしまうなんて....

もう、彼なしでは....居られない。





失うの、怖いな。

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