he side 深澤舞翔のキモチ

————レンゲさんの頬、柔らかくて可愛かったな・・・・・(>_<)




帰り道、色んなレンゲさんを思い出していた。




出会って数日なのだが・・・・



いや、絶対に初めてでない。....と思っている。



あの感覚を覚える女性に巡り合ったことが、ない。






だって、おかしい。




彼女に香りを覚えているし、オーラの色も他の人と違うし・・・

色だけじゃない、あの人のオーラ普通じゃない気がする。

圧倒的で、オーラで包むスペースが広い、何より癒される。







しかも、あの色気。いくつなんだろうか・・・

年齢だけじゃない何かがきっと何かある。

レンゲさんの空気に包まれると、抑えられない衝動をはぐらかすのに必死だ。

他の人は感じないのだろうか。

・・・・・聞けないけど。







そして、彼女はおそらく『異能』持ちだ。





現代の中で、異能持ちはいるとは思ってたけど

こんなに近くに、こんなに感情を揺さぶられる事になるとは。

(何の異能だろうか・・・。)





ちなみに、僕は『異能』持ちではない。






『異能』とは

人の為に尽くすことが出来る力、または、

人に危害を加える事も出来る力、のことなので、

その力は僕にはない。

【感じる】ことしか、出来ない。





ま、要するに自分のみ。ということだ。







だったのだが、彼女に対してだけは

共鳴を感じ反応してしまった。※色んな意味で。










何よりも『欲して』いる自分がいる。








私の感覚を理解してくれる事、あのオーラの大きさ・・・・何より癒しのパワーが強大だ。

どれをとっても。なのだが、


一番知りたいのは、何で、彼女が僕の記憶に入ってくるのか?


正確にいうと、彼女の『声』が。





最近、特に見る夢というのか、瞬間的に入ってくる映像がある。





いつ頃なのだろうか・・・

高そうな着物を着ている女性と、若い男性で

この男性はたまに学校に通っていたりする。

そして、夜に二人でよりそっていたりする。




またある時その二人は、重なり合って

甘い時間を過ごしている。

(僕は、欲求不満なのか?)





そして、その女性を追いかける男性の残像.....



いずれの時もしっかり記憶に残っていて、

喜びとか悲しみにいちいち覆われていたりしてリアルだ。






その時に必ず感じる甘酸っぱくて芳香な香り・・・





いずれも、レンゲさんを感じるときの香りでもある。







僕はレンゲさんと出逢ったことにより、パラレルワールドに入ってしまったのか?







何にしても、冷静ではいられない。

ちょっと落ち着け、俺。

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