第47話

「ねぇ、兄さん…晶は」


「解離性健忘の可能性が、高いな。

専門分野ではないから…はっきりとは言えんが…」


僕の年の離れた兄は、内科医だ

晶が、気を失った時…内密に入院させてもらった


…一応、親族ではあるが、、

あの忌々しい“父親“には知らせてはいない。


「一時的なものなのか、長期的なものか

わからないが…まぁ、意識が戻って良かったな」


「ありがとう、兄さん。助かりました」



晶が気を失ったあの日から…

もう、1ヶ月が経とうとした頃だった。

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