トップノート~獣性はほどほどに

第7話

・・・・・・・・・・




「おはよ、伊織」




気が付くと、二度寝をしてしまったようで

シャワーを終えた碧が起こした





「二度寝しちゃった」





すると勢いよく、ベッドに乗り顔を近づけて来た





碧の胸元はラストノートの優しさが溶け、つけ直した香水の挑戦的な香りを纏っていた





「可愛すぎて、ダメ。」





「ち、ちょっと寝起き....っ」




「それがたまらない」






・・・・・




トップノートの香りに導かれ、二人の獣性が目覚める






外は、朝日に煌めいて清々しいのに





私はといえば、フレッシュでちょっぴり淫靡な香りに抱かれ、彼を受け容れる





碧に溶けたい。

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