正直

第64話

……♪♪~♪♪~。

「…ん。」

「もしもし。…はい。」カチャ。

「ミナト、もうすぐチェックアウトだぞ~。」

「ふぁ~。もう、そんな時間なんですね。」

僕は、欠伸をしつつ返事をした。


…!?急に、レオさんが抱き締めてきた///♡

「…もー!お前、欠伸してても可愛いのな♪」

「レオさん…////ったら、欠伸に可愛いとか…

あるんですか?////笑」

「あるの!…ってか、もうタメ語でいいのに」

「えー、でも。僕的には…このままが。」

「そうなの?ミナトって、結構。律儀なのな」

…「律儀と言うか…レオさんとタメ語って、

想像つかなくて…//// このままが良いです♡」

「そか♪…なんか、それもお前らしいな♡」



午前10時前。

「んじゃ!ミナト。また、今夜な!!」

「はい♪レオさん、また今夜です♡」


僕達は、暫しの別れを告げて。

それぞれの、帰路に着いた。


…うーん。魅麓…どーしてるかなぁ…。

僕は、"帰りが遅くなる"からって。

連絡するのを、すっかり…忘れていたのだ。


「…さすがに、先に寝てる…よなぁ?……。」


カチャ。

僕は、そぉ~っと玄関を開けて…

部屋へと入った。


…!テーブルには、僕の好物の

フレンチトーストが。

もう、冷めきっていた……

魅麓の姿は、無い。

自分の部屋で寝ているんだろう…。


ゴメンね…魅麓…。

起きたら、ちゃんと正直に

レオさんとの事を、話すから。


僕は、自室へ向かった。

服を脱いで部屋着に着替えようとして…


ふと、自分の体を見ると……////♡

レオさんがつけた、マークが

あちこちに…あって////…なんだか

照れ臭くなってしまった////♡


でも、それが僕を「レオさんだけの僕。」

…って、感じがして/// また、

胸がキュンキュン♡してしまう!////


……これ、魅麓には…見せられない。

ちゃんと、話しをして。

レオさんと、付き合う事になったのを

伝えなきゃなぁ…。


魅麓なら。きっと、わかってくれる。

…かつて、魅麓も。心から

「愛した人」が、居たのだから。

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