発信

第45話

……「じゃ、かけるよ。」

「うん。ごめん瑞季…。」

「魅麓が謝る事ないよ、ね♡」


…♪~♪~「魅麓!!」

早っ!!速攻で、相模が電話にでた。


「残念でした。魅麓じゃないよ"小僧"だよ。」

「……何で、お前がかけてくる?

魅麓と替われ。俺は、魅麓と話したいんだ!」


「それは駄目だよ!話って何?

あんなに、着信と留守電残したりして。」

「そんな事は小僧に関係無い!!

さっさと魅麓と替われ!!」


「ちょっとさ、落ち着いてくんない?

電話で話せない事なの?……ってか、

"会って話そう"とか、思ってるでしょ?」

「……………。」

「黙るって事は。図星だね?」

「…るさい。うるさい!!」

「あのさ。何で、あんたが上から目線なわけ?

わざわざ、こっちから電話してあげたのに。」

「…じゃ、何で魅麓ではなく。お前が!!」

「コレは、"交渉"じゃないよ。

こっちからの、"条件"だからね!」

「…条件?……。」


「そう。条件は3つだよ。

1つ目は、僕が同席する。

2つ目は。明日の11時~12時までの1時間。

3つ目は。○○ショッピングモール8Fの

オープンテラスのカフェで。…以上だ。」

「…勝手な事ぬかすな、小僧!」

「先に。勝手言ってるのは、そっちでしょ?

この条件が嫌なら、電話切るよ?」

「待てっ!!……わかった。…それでいい。」

「じゃ、決まりだね。では、明日。」

プチッ。


「ふぅ。よし!明日が勝負だ!」

「ありがと、瑞季…ちゅ///♡」


…今度は、俺が瑞季を押し倒しました////♡

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