食事会

第31話

…よしっ。これでいいかな。

昨日の夜、司から電話があって、

待ち合わせ場所と時間の連絡があり。

服装は、カジュアルでいいとの事だった。


「瑞季~。用意出来たか?そろそろ行くぞ?」

「はーい!いいよぉ!」


待ち合わせ場所は、

けっこう家の近くだったから、程なく到着。

「なぁ、瑞季。行儀良くしてろよ?」

「大丈夫だよー。笑」


「…あ、来た!」

見覚えのある車が近くに止まった。

あー、ヤバい…俺が。緊張してきた…。


…ガチャ。

えっ!?司が車を降りて、…

瑞季の目の前に来た!?

「俺は、相模 司だ。」威圧感が凄い…

それに負けじと。

「僕は、間仲 瑞季。宜しくな、さがみ!」

「お、おい!瑞季、"相模さん"だろ!」

「フッ。構わん、好きに呼べ。」

「ゴメン!司!……。」

「魅麓。お前が、謝る事ではない。

俺も、好きに呼ばせてもらうぞ。小僧。」


…やれやれ。初っぱなから…コレか、

先が思いやられる………。


食事は、イタリアンレストラン。

席に付くと、瑞季が話し始めた。

「ねぇ、さがみ。何で僕に会いたかったの?」

「魅麓の弟なら。俺とも、

気が合うかと思ってな。気になっただけだ。」

「…ふーん。それって、性格的にだけ?

それとも…体の相性も?」


「ブハッ!!」俺は、飲みかけていた水を…

吹き出してしまった……。

慌てて、ナフキンで口を拭いて、

「こら!瑞季!////何、言ってんだよ!」

「ハハハ!いいじゃないか!

小僧、なかなか言うな。話が手っ取り早い。

気に入った!!笑」

「もう!司まで~////笑い事じゃないでしょ!」


2人が、打ち解けてくれたのは。良かったが

…内容が、危険過ぎるー!///

昼間っから"体の相性"が、どーのこーのって

…男同士で////!会話が!弾んでる////


「ほ~ぅ、それなら。小僧は今現在、

"受け"なんだな。」

「そうだけどね!いずれは"攻め"もヤるよ♪

お兄ちゃんの中、入りたいし♡」

「フッ!いい兄貴を、持ったものだな。」

「さがみは?"受け"はしないの!?」

「…んー、それは無い。性に合わん。」

「そぉなの?"受け"も、けっこう良いのに♡」


2人して、話が。…盛り上がっていた。

嗚呼……恥ずかしい////。

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