No.30告白

第30話

……………………。。


『…グスッ。……芽瑠める、ごめん。』


「なーんも謝る事ないよ。理央りお。」



……『俺、…おかしいんだ。』


「…ん?どうして?」


『普通…なら、……あんな事しないだろ?』


…………「手錠の…事?」


理央は、コクッっとうなずいた。


『…自分でも、歯止はどめがきかなくて、

動けなくしたり閉じ込めたりしたくなる。』


「……離れると、不安を感じる…からとか?」


『あ。…それあるかも、、俺さ………』


「…ん?」


『今の"母さん"って…実の母親じゃないんだ』




………………「えっ!?」




理央の、まさかの告白に…

私は、ただただ……驚いた。。


あの、"りおママ"が…義母だったとは……。



「…じゃあ、本当のお母様って……」


『俺も、よく覚えてないんだけど…。

まだ本当、俺が小さな時に…家を出て

それっきり帰って来なかったんだ。。

……だから、ってか…その事が

トラウマなのか…、女の子と付き合うと

離れたら、"居なくなるかも"って…

不安感が…ハンパなくて……。。』



「……理央。」


私は理央を、抱き締める…しかできなかった

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