No.29いいんだよ。
第29話
「ねー、
『ん?なぁに?』
「理央の、仕事ってどうするの?」
『あー、PCでやるから大丈夫だよ。』
「そうなんだ♪良かった♡」
『…喜んでるの?』
「え?どうゆー意味??」
『あ、いや。…俺と、
ずっと一緒に居るのを嫌がらないから…。』
「…?"嫌がる"って…。そんな事があったの?」
『…うん、元カノ。』
「……そっかぁ。それは、寂しいよね…。」
『芽瑠、…俺の事。嫌いにならないの?』
「ん?なんで?」
『だってさ、手錠とか…。。』
「うーん。…手錠とかは、正直…嫌だけど。
私は、理央が好きだよ♡」
『………。芽瑠、ありがとう。』
「…えっ!?ちょ、ちょっと、理央?
どうしちゃったの!?何で泣いてるの?」
理央の瞳から…ポロポロと涙が零れてる
「理央。落ち着いて、ね?
……大丈夫だよ。大丈夫だからね。」
理央は…まるで、子供の様に泣きじゃくった
私は、理央が
落ち着くまでずっと頭を…撫でていた。
…誰にだって、
泣き崩れてしまいたくなるような
出来事の、一つや二つ…あるものだから。
おもいっきり!泣いていいんだよ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます