涙
第22話
…やっと、亜留斗さんが外科から
退院する事ができた。
まだ、顔に大きなガーゼを貼っている。
俺は、この日の為に…
亜留斗さんの部屋から、刃物類を排除して
鏡も、見えない様にした。
タクシーで帰る途中…窓の外を見ていた
亜留斗さんがソワソワし始めた。
「亜留斗さん?大丈夫だよ。」
「…………。」
亜留斗さんは、俺の顔を見て。。
「…。………。」
何か、言いたそうな…感じだった。
部屋に着いて、中へと入る…
すると、……急に!?
俺を、抱き締めて!
「……あ、い……る。…あい、る。」
と!俺の名前を呼びながら
ポロポロと、泣きだした………。
…俺の事、覚えていてくれたんだ。
嬉しくて、俺も一緒に…泣いた。。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます