第44話

第44話

―翌日―


今日から、ミナトが学校に登校する。


…何か、思い出すかなぁ?

なんだか俺が緊張してしまう。。でも、

きっと、一番…不安なのはミナト本人だ。


見守るしかない。


朝から、俺の教室に来てないって事は…

毎朝の"習慣"も、忘れているって事だよな。


って…、俺が焦ってどーする!

落ち着け…俺。




「あの!藤崎君って…、居るー?」

突然、違うクラスの女子から呼ばれた!


「俺だけど!どうした?」

「あ!早く、こっち来て!!」


俺は、その女子の後を追いかけた


…それは、、屋上の方へ向かっていた。。


まさか!!




……!?

俺は…目をうたがった!!


"立入禁止"と書かれた屋上へと続く

階段の下に…倒れている、ミナトが居た!


…周りに数名の生徒が立ち尽くしている。。


俺は、すぐに駆け寄って声をかけた!

「ミナト!…ミナト!!」


…「リュウ…?」

「そうだよ!俺だ!ミナトしっかりしろ!」


「おい!神宮寺!!大丈夫か!?」

先生も駆け付けた!

「あ、先生。ミナト、意識はあります!」



俺を呼びに来た女子に尋ねる!

「ミナトは、また階段から……?」


女子は、首を横に振った。

「わ、私が見たのは…、

神宮寺くんが、階段を見てて…

急に!そのまま倒れたの………。」

「…そうか、ありがとう!」


「おい、藤崎。保健室に連れてくぞ!」

「はい!!」

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