第39話

第39話

俺は思った。

これは。俺の、つみばつ



たとえ!好いてくれなかったとしても…

これから、ミナトの友達として

ずっと一緒に生きてゆく。


俺の為ではなくて。

全ては、ミナトの為に、

絶対!!ミナトを幸せにするんだ!!




「ミナト!」

「はい?」


「俺さ、ずっとそばに居るからな!」

「……///!?…あ、ありがとう♪」



コンコン。

「あ、はいー!」


ガラッ。


宮田先生が来た。

「おい!藤崎、ちょっといいか?」

先生は、小さく手招きをした。


「はい、行きます。」


ミナトに、軽く手を振って病室を出た。


「先生…どうしたんですか?」

「もう、わかったかも知れんが…」


「記憶喪失。…ですよね?」

「そうだ。…今。主治医の先生から、

話を聞いたんだが、記憶が戻るのかは…

ハッキリしないそうだ…。」


「俺、大丈夫ですよ!つい、さっき。

ミナトと改めて友達になりましたから♪」


「おぉ!そうか、そうか!それは良かった!」

「いつ頃、退院できるんでしょう?」


「あ、退院は。骨折の手術の傷が、

落ち着けば、退院していいそうだ!」


「そうなんですね!…良かったぁ!」

「じゃあ、そろそろ学校に戻るか。

神宮寺に挨拶して来い!」


俺は、うなずいて

ミナトの病室へ、再び向かう。


コンコン。

「はーい!」


「ミナト!俺、まだ授業あるから、

そろそろ学校戻るよ。

また、放課後に来るからさ!後でな♪」


「うん♪放課後!待ってるよ!!」

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