第34話

第34話

蓮さんが、ミナトの家の近くまで

おくってくれた。


「蓮さん!ありがとうございました!!」

「いいえ♪仲良くするんだぞ!じゃ、またな」


蓮さんを見送って、

ミナトの部屋へと急いだ♪


ピンポーン♪~


………………………………


あれ?


ミナトまだ帰ってないのかな?


…あ、俺の事を探してるのかも?……

でも…この時間まで、帰ってないのは…

遅すぎる、よな?


どこにいるんだろう?

……なんか、急に不安になってくる。。


暫く、ここで待つか…。





―1時間後―



遅い、遅すぎる……。

ミナトに、何かあったのかも知れない

どーすりゃいいんだろう…

俺も、ミナトも……ケータイを

持っていない…。連絡手段が…無い。


あ、学校…。

部活動の生徒や顧問の先生なら、

まだ校内に居るはずだ!!


俺は、全速力で学校まで走った!



……はぁ、…はぁ。

俺は、明かりのついた体育館へと向かう


バスケットの部員達が、練習してる。

誰かに、聞こうとした時…


「藤崎!!」


後ろから…担任の宮田先生の声。


「お前は!何やってたんだ!?」

「…あ、あのぉ……その……。」


「全く!お前は!!早く病院に行け!!」


「………は?…"病院"??って……??」


「お前。神宮寺を、探してるんじゃないのか?

病院に居るから早く行ってやれ!!」


「…えっ!?何でミナトが病院に……」

「いいから!早く行け!!

駅の近くの総合病院だぞ!間違うなよ!」


「は、はいー!」


ミナトに…何があったんだ!?

って…考えてる場合じゃない!!

駅近くの総合病院か…遠いな。

タクシー乗るしかないな!


何がなんだか、わからないが…

とにかく!急ごう!!

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