第28話

第28話

―月末―



今日は、土曜日。

俺は久し振りに自分のアパートに居た。


そろそろ、れんさんが

生活費を渡しに来てくれるはずだ。


…この日を待っていた。


蓮さんにしか、

相談できない事だったから…。


「早く来ないかなぁ、、」


殺風景さっぷうけいな部屋、布団の上で

寝転がっていると…眠たくなってくる。


ふと、時計を見る

まだ15時過ぎ…か。何時頃来るかなぁ?

俺は…うとうとしていた。



ピンポーン♪♪~ピンポーン♪♪~


…ハッ!

俺は慌てて!玄関の方に返事をする!


「はい!!」

「リュウ君?俺、レンだけど?」


「あ!はい!!今、開けます!」


ガチャ!

ドアを開けると、こないだとは

雰囲気の違う…カジュアルな蓮さんが居た。


「リュウ君…もしかして寝てた?」

「…あ、ちょっとだけ…うとうと。と///」


「そうかぁ、居ないのかと思ったよ!(笑)」

「す、すみません!///」


「いやいや!(笑)居て良かった!

俺が、次。いつ、来るって言って

なかったからさ、ゴメンな待たせて。」


「い、いえ!///」

「んじゃ、コレ。来月分ね!」


「あ、はい!…ありがとうございます!」

「じゃ、次はまた月末に来るからさ!」


「あ!!あの!…蓮さん!!」

「ん?…どした?」


「…えっとぉ、あの、その…

蓮さんに、相談と言うか………。」

「そか、どうした?困り事?」


「…あのぉ、部屋の中で話せますか?」

「あ、そうだね!玄関じゃ話しにくいよな。

じゃあ、お邪魔するね。」

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