第7話

第7話

……ふぅ。今日は、もういいかな。。

数人のうち、1人の男が高値たかねで買ってくれたし


今、午前1時前か…眠くなってきた。

明日も学校だ、マンション帰ろうっと。



部屋に戻ると俺は、ドサッ!っと

ベッドに寝転がった………。


「…………。」

なぜか、罪悪感。


いつもなら、とっくに爆睡してるのに

なかなか寝つけない。


自分でも…わかってはいた……

原因は、"ミナト"だ。

ずっとミナトの事が頭から離れない。


…俺は、ミナトと一緒に居た時

初めて"普通の中学生"の様になれた気がした


と同時に…自分のけがらわしさに吐き気がする

「クソッ!!……。」

だから、俺は友達をつくらずに

今まで生きてきた…自分がみじめになるから。



嗚呼…汚らわしい汚らわしい汚らわしい!!

俺はミナトに相応ふさわしくない人間だ。


ミナトは、俺を好きだと言ったが…

この事実を知ったら、嫌われる。。

幻滅げんめつされるに決まってる。

そして、俺から。…離れてゆくだろう。



親に捨てられ(売られたのかも…?)

男達の玩具おもちゃとして、生きてきた俺は…

もう、救いなど無い程…堕ちた人間なのだ。



「…夢ならいいのに………。」


…誰か、俺をこの地獄の悪夢から

目を覚まさせて

そして、とびきり甘い夢を見せてくれ

ミナトと一緒に笑って過ごす穏やかな日々を

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