ギャップ

第2話

入学式が終わり、帰り支度を始める。

…っと、先ずはマナーモードにしていた

スマホを取り出して、

着信やメールのチェックをした。


…「またか…。」思わず、呟いた。


エナからのメールだらけだな…はぁ↷

俺が今朝、寝坊してバタバタで!💦

入学式に来たもんだから、

返信どころではなかったからなぁ~

……んー。…返信面倒臭いな。


俺は、基本メールとかは→連絡のツール。

としか…思ってないから、メールのやり取り

苦手なんだよな…。

全部の「時間」を、束縛されてるみたいで…。


(本格的に、エナとの関係は終わりたいなぁ)


…そう思う気持ちが、大きくなっている。


めんどくせぇなぁー!!💦

…まぁ、一昨日から喧嘩中だし

それに便乗して、別れ話し切り出すか!


↑こんな言いぐさになるのは、

エナに限った事ではないのだ…。


今まで俺は…"自分から好きになった"

事がない、全くない!!💦


全部、女子の方からの「告白」で、

付き合い始めてきたからだ。


…自分で言うのも…なんだが。

俺はイケメン…の部類らしく


今までの彼女になった女子達は…

「俺の見た目」だけに惚れていて、

"好き"だの"愛してる"と、囁いた。


しかし!いざ付き合うと…

「見た目とのギャップがあり過ぎる!!」

と…失望される。


じゃあ、お前らは→顔だけで選んでおいて

俺の性格や好みを、否定するのか!…と、

声を大にして言いたい!!(怒)


……誰かに、俺をそのままの

「1人の人間として、愛されたい」


そして、何よりも。

俺自身から、本気で恋をしてみたい!

「愛したい!」ただそれだけを叶えたい…。



あ~、やっぱ!今朝の女子…引き留めて

連絡先くらい聞きたかったなぁ…(笑)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る