第38話

心よく一緒に来てくれた凛ちゃんと加奈子ちゃんは、本当に優しいと思う。




普通なら、こんな面倒なこと「へぇー」の一言で終わらすはずだもん。




「ここに居るのは間違いないと思う。」




そう答えながら、私の背後から顔を出して同じように覗き込む加奈子ちゃんに、視線を向けた。




胸元が大きく開いた赤のセクシーなドレスを身に纏って、首を傾げる加奈子ちゃん。




私には到底真似が出来ないくらいセクシーで色っぽい。




加奈子ちゃんは、ホント美人だ。




名倉を好きだなんて不思議なくらい。




さっきから、通り過ぎる人もチラチラと加奈子ちゃんを見てるもん。




それに、セクシーなドレスを着こなす加奈子ちゃんはスタイルも抜群で……。




ギャー!




色っぽすぎて眩しい……っ。




私なんて逆立ちしても敵わない。




もう眩しすぎて土下座しそうな勢いだよ……!




光り輝く加奈子ちゃんに、圧倒されて後退りしそうになる。




どこからどう見ても、17歳には見えないよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る