勝てない自分 side 柚木

1

(side 柚木)




 部室に来ない平澤さん。もうすぐ1時間が経つ。



「……」



 河原先生にまた泣かされているのか。

 揉めているのか。



 何1つ分からないけれど。




 単純に、平澤さんのことが心配だった。




「確か、教室って言っていたような……」




 傷付いてからでは遅い。

 そう思い、様子を見に行くことにした。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る