『もうお母さんビックリしたんだけど！？サツキ君がかのんとお見合いしたいって！！』

……翌日お母さんは興奮気味に電話で話す。

『サツキ君のご両親も凄く喜んでいたわ。もちろんお父さんもアタシもね？だから早速日取り決めたからね！？』

サツキは“お見合い”という形でアタシを追いつめてきた。

「…わかった。」

『そのまま結婚の日取りも決めちゃう！？ああ、忙しくなるわ！』

「ちょっと！？まだっ…」

結婚とか飛び過ぎだから！

それにアタシは、

まだサツキを好きなのか分からないのに……。

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