第46話
「なあかのん、それにどうしてお前が行くの。救急車呼べば良いだろう?」
サツキは呆れたようにアタシを見た。
「救急車?そんな大袈裟な。」
「かのんが行って何になるの、診断できるの?」
「それは……」
「そんな都合の良い時だけ呼ばれる関係なんて止めた方がいい。」
都合が良い関係?
それをサツキが言う?
「…サツキは自分の友達がこんな風に連絡して来たら…、」
「だからそのために救急指定病院があるんだ。責任は負えない。」
サツキははっきり言い放った。
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