第25話

翌日アタシは一人で買い物に出掛けていたら偶然屋外カフェで英二を見つける。



英二は営業の仕事をしているから休憩中なのかな?



案外世間は狭くて困る。


そしてもっと困るのは元彼にドキドキしているこのアタシ。


これが未練っていうのかな…。



アタシの足は英二の方を向いていた。



そのまま知られずに通り過ぎればいいのに、それでも会いたいと思うのは……、



「かのん、」



背後からいきなり声を掛けられてアタシの身体は反応する。

その声の方を向くと、



「何してるの?」




サツキがいた。

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