第24話

「俺は二度も快く泊めてあげたのに…。」



「どうしてそんなに泊まりたいの?」


サツキはただセックスがしたいだけなんだから。

アタシじゃなくてもいいじゃない。



「……鈍感。」



「え?なに聞こえなかった。」



「ううん、何でもない。じゃあ帰るから。」



サツキはソファーから立ち上がるとアタシを見て「またね、」って言って帰って行った。


アタシは部屋の電気を消して寝室に入る。



いくら幼なじみって言ってもこういう関係はダメだ。

いくら英二と別れた後だからって、アタシはサツキのセフレになるつもりなんてない。



サツキとはそんな関係にはなりたくない。


彼は大事な“幼なじみ”だから……。

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