第23話
時間も過ぎてそろそろアタシは眠たくなってきた。
「かのん、眠そうだね。」
「うん、もう眠い。サツキももう…」
帰ってと言い掛けたら、
「眠っても良いよ、起こしてあげるから。」
起こしてあげる?
明日は休みだからそんな必要ないんだけど。
「かのん、今日泊めて?」
ソファーに横たわるアタシをサツキは見下ろす。
「は?何言ってるの、サツキは全然酔ってないじゃない?」
「うん、俺は酔ったことないし。」
「なら此処に泊める必要性が分からない。」
「俺が泊まりたいの、だから、ね?」
サツキは余裕な顔してソファーの端に座る。
「……イヤよ。」
「どうして?」
どうしてって…、
またサツキとそういう事になるかもしれないからよ。
もう何なのこの幼なじみは!!
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