第3話

日勤が終わったのが19時過ぎ。

この仕事をしていて定時に帰ることなんて有り得ない。


一人暮らしだから家に誰か待っている事もなく……。

だから食事はコンビニ弁当がアタシのお腹をほとんど満たしてくれていた。


いつもの通り駅前のコンビニに入ると幼なじみに会う。



「あ、サツキ!?久しぶり。」


サツキはビールを物色していた。



「かのん!お前この近くに住んでるの?」



「うん。ここから歩いて5分位のマンションに住んでるの。それよりホントに医者になったの?」



「ホントにってどういう意味よ!?なれたよ!一応……」



へえ、凄いな。

サツキは本当になりたい職業につけたんだ。

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