p.11
被害者は20代男性。絞殺。
身元は不明で金品がすべてなし。
発見時はスーツ姿で、死後72時間以上。
「金品ということはネクタイピンやカフスなんかも?」
「そうだ。時計や指輪をしていた跡もあったが全てなしだ」
「強盗ですか?だとしたら携帯ぐらいはあってもおかしくないですね…それに、随分田舎な山道に捨てられていたみたいですけど」
「外灯ひとつない場所だ。人が通ることも滅多にないような細道にうつ伏せで死んでいたらしい」
「第一発見者は…」
かなめはまず疑うべき人物の項目に目を通した。
「トミー・スループリー 75歳」
街に出ようと歩いていたところを偶然遺体に遭遇し、孫のアリスに電話して警察に通報。
二人は遺体発見の3日前はアリバイありか。
かなめは資料を島崎に渡した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます