第87話
エリーと俺は駅前のカフェに入る。
「手短にして、はなが何?」
俺は腕時計を見ながら彼女にそう言った。
「昨日久しぶりに会わせてもらったけど、はっきり言って悪いけどリツは澄田さんをどう思ってるの?」
「どう思っているとは?」
「だから……結婚生活には満足しているかってコトよ。」
エリーはコーヒーを一口飲む。
「そんな事を君に話す必要はないと思うけど?俺が決めた結婚だから。」
満足とかそうでないとかの問題ではないと思う、はなとの結婚は。
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