THE WAY I FEEL ABOUT YOU 18
第77話
「アタシはおかしいですか?自分勝手ですか?」
アタシがそう言うとさっきまでアタシを睨んでいたエリー先生の表情が和らぐ。
「澄田さん……。」
「律……彼には表面では見えないけれど色んな想いを持っています。それをアタシが支えてあげたいけれど……」
今のアタシでは到底無理だと思う。
「病院の事とか彼には背負うものが大きいのに煩わせたくないんです。」
エリー先生は黙ってアタシの言葉を聞いていた。
「アタシは本当の律を理解できるパートナーではない気がします。自分の事で精一杯でなかなか抜け出せなくてっ……家族を選んで仕事も辞めたのに家で一人だしっ……何のために今の自分が生きてるのか分からないっ、」
アタシは律には言えない本心を彼女に言ってしまっていた。
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