THE WAY I FEEL ABOUT YOU 17

第71話

――――……



「エリー先生!」



「久しぶりね、澄田さん。」


思わぬ訪問者、まさかエリー先生に会えるとは思わなかった。



「此処で脳外科学会をしてるんですか?律がそう言ってました。」



「そうよ、来てみたら田舎ね。」



「そうなんですよ。」



アタシ達はお互いを見て笑った。



「リツの病院を見たいと思って来たんだけど……貴女のほうが心配になってね。」




「……すみません、よけいな心配をお掛けして。」



アタシはコーヒーを彼女の前に置くとソファーに座った。



「でも落ち込んだって仕方ないのよ?チャンスはあるわ。」



アタシは黙って頷く。



「で、新婚生活はどう?」



エリー先生は茶化すように言った。



「どうなんですかね、同棲の期間もあったし律は忙しいヒトだから……。」



「はあ?なにそれ。アナタ達こうラブラブ感とか見えないんだけど?」



「えっ?そ、そうですか!?」

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