第69話
――――……
「留学出来るくらいだからどんなセレブなオトコかと思ってたけど、まさか総合病院の息子とはね。」
エリーは五階の窓から中庭を見ていた。
「水沢SEも河本さんも此処にいるなんて、どれだけ好かれてるの。」
「……別にそういうんじゃないから。それよりそっちは上手くいってるの?」
「ああ、塚野くん?別れたわ。」
「は?別れたって……、」
エリーは俺の方を向く。
「やっぱりアタシにとってリツは特別だったみたいね。そう簡単に誰かと恋愛なんてできない。」
「……何言ってんの、もう帰れよ。」
俺がその場所から離れようとすると、
「澄田さんに会わせてくれない?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます