THE WAY I FEEL ABOUT YOU 15

第62話

律と出掛けるのは本当に久しぶりでなんだかソワソワしていた。



「はな、買い物終わったから何処かでお茶する?」



「うん、もうそこのファミレスでいいよ。」



アタシ達は初めて入るファミレスのドアを開けた。


案内されたのは窓際の席だった。


平日もあってかお客は家族よりも女性客が多いなと感じた。


アタシと律はアイスコーヒーを注文する。



「大丈夫?疲れてない?」



「大丈夫、もう元の身体に戻った感じ。」



アタシは笑って見せた。

律も薄く微笑む。


……きっとまだ彼に心配掛けてる。


分かってるんだけど、心が思うように復活出来なかった。


出産する事はそんな簡単じゃなかった。



アタシも前向きに行かなくちゃ!


と、自分に言い聞かせた。

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