第47話

約二十日ぶりの我が家に帰ってきた―――。


アタシは荷物をダイニングテーブルに置く。


「…やっぱり此処が落ち着くかな。」


リビングを見渡しても掃除する必要なんてなかった。


「ホントに生きていけるじゃない、一人で。」


アタシは笑いながら寝室のドアを開けた。



「えっ!?」


「あ…おかえり、」


「…なにしてるの?」


「なにって…着替え?」


アタシは思い切りドアを閉める。



「もうヤダ!!居るなら言ってよ!!」


中にはシャツを脱いでいた律が居た。

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