THE WAY I FEEL ABOUT YOU 12

第46話

「律先生の奥さんは今何処かに居るんですか?」


野宮さんの言葉に俺はスルーする。



「律、野宮チャンが聞いてるけど?」


「別に言う必要とかないし。」


どうして俺のプライベートを彼女に伝える必要がある?


「あ…すみません。あの、着替えてきます。」


野宮さんは俯いたまま操作室を出て行った。



「あーあ、可哀想。」


冬弥はソファーで背伸びをする。


「距離は必要だと思う。」


「そんな事分かってるって、あのコはお前と同じ大学を出た才女だからな?」


……俺は溜息をついた。


早くはなに会いたい―――。

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