第3話

自宅に帰るとはなは自室でまだ整理できていない書籍を片づけていた



「ただいま、」



「あ、おかえり。」



「今日の体調は?」



「大丈夫!遅かったね、」



はなは部屋を出るとキッチンへ向かう



「ホントなら一時間は早く帰ることができるんだけどね、電子カルテの導入のタイミングがね...」



「そうなんだ?水沢君に相談してみようか?」



「水沢ってはなの同期の?」



はなは料理を並べる



「そう、彼はあの会社のソフト管理するくらい長けてるから相談する価値はあるかもね?」



「そうだね、お願いできる?」



「もちろん!」



はなは微笑む


俺はそれだけでなぜかホッとした

地元に帰って二人の環境はかなり変わってしまったけど、彼女と過ごす時間は安心感があって心地良い



「なんか水沢君に相談したら絶対真理もしゃしゃり出そう...」



それを聞いて俺は苦笑いしてしまった

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