第1話 これは転生!? 不思議な洋館で暮らす イケメン独身男子達と共同生活がはじまる!!
「おばあちゃん、おばあちゃん…ハァ…ハァ…」
会社を出た私は汗だくになりながらも全力疾走していた。
自分では全力で走っていたつもりだったが周りから見ると、
その情景は早歩き程度にしか映っていないだろう…。
それでも、少し走るだけで私の体は重くずっしりと身体中に負荷がかかる。
息が途切れる…。胸が苦しい…。
サンサンと照りつくす陽射しがキツく、身体中に汗がベットリと染み渡り、
あらゆる毛穴からは汗が噴き出るほど体力の限界を感じていた。
心は急いでいるのに体がついていかない。
おばあちゃんが運ばれた病院は偶然にも会社の真向かいにある阿徳総合病院だと
いうのに たった数十分の距離が長く感じる。
あと少し…あと…もう少しなのに…
だが、その想いは届かず 私の体は熱く焼けたアスファルトに倒れ込み
意識を失った―――ーーー。
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