第四章 大作戦in保健室
第55話
学校の正面玄関を通りすぎて、下駄箱に着いた私は、靴箱に靴を突っ込んで上履きに履き替えた。
「はぁー」
結局誰なのか判明しないまま、朝が来てしまった。
斗真なんて知り合いに、いなかったはず。
一応、幼稚園から中学生までの卒業アルバムを確認してみたけど、斗真って名前の男の子はいなかった。
知り合いじゃなくて、ただ倉庫に来ただけだったのかな?
釈然としないまま教室に向かおうと足を進めると、靴箱の影からひょこっと成宮君が飛び出てきた。
「おはよう。山崎さん」
「え?あ、成宮君?おはよう」
早朝から爽やかな甘い声で成宮君が私の名前を読ぶ。
朝から成宮君におはようって挨拶をして貰えちゃうなんて……!
まさかのハッピーDAY、PART2だよ!
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