第4話
でも、チキンな私にそんなセクハラまがいなことが出来るわけもなく……取り敢えず手をギュっと握り締めて我慢した。
「あ、えーっと……何してるのかなー?って思って……」
緩みそうになる頬を引き締めて、教室の中にいる成宮君のもとに恐る恐る近づいて行く。
心臓がドキドキしてきた。
逃げだしたいような、抱きつきたいような不思議な気分だよ。
緊張して膝がガクガク震えそうになりながら、私は成宮君の前の席に座った。
成宮君にこんなに近づいたのは初めてで、その距離間に心臓がバクバクする。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます