第9話
出てきたお客を見ることなくアタシは缶ビールを口につける。
すると何か横から見られている気がした。
何よ、女が外で缶ビール呑んで何処が悪いってんのよ。
そう思いながら視線を感じた方を向いた。
そこには、
川嶋先生が立っていた。
えっ!?
アタシは身体が強張ったまま動けなかった。
なんで川嶋先生がアタシを見てるの!?
彼がアタシを知ってるはずがない!
それとも何処かで、食堂とかで会ったりしていた?
ううん、それならアタシが覚えてるはず!
本院で会えたら周りのスタッフに自慢してしまうもの!
とにかく、アタシの頭はアルコールが混じっての大混乱を極めていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます