Lovesick 7
第19話
足取りが……重い、重すぎる。鉛が足にくっついているみたい。
院内のコンビニで買ったプリン3個も重い。
浦崎君から強制的に送られてきた地図を頼りに浦崎先生のマンションを探す。
そして簡単にマンションに着いてしまった。
恐ろしい事に浦崎君と住んでいるマンションからそんなに離れてもいなかった。
「……菜々、よくこんな21時も過ぎた時間に彼氏以外の男のマンションに来れるな?」
玄関先で浦崎先生は腕を組んで私に呆れていた。
「し、失礼ですけど浦崎先生を男性として意識してませんから!」
そう言ってプリンの入ったコンビニ袋を彼の前に出す。
袋がカサカサと小さな音を立てていた。
「……意識しまくってんじゃねーか。」
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