第85話
麻酔科医局でサーバーチェックをしていた。
すると浦崎君が自分のデスクに戻ってくる。
私達は山本さんに言われた通り院内ではあまり関わりを持たないようにしていた。
お互いが不利になるような事はしたくないと私も彼も自覚していたから。
でも珍しく浦崎君の方から声を掛けてきた。
「彩さん、このレイアウトにこの項目追加できますか?この方がオペレコ見やすいから。」
「あ、はい、」
振り向くけど浦崎君は立ったままでパソコンに視線を落とし指差す。
それが私の位置からは角度的に少し見えにくいから少し彼に近づいた。
……え?
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