Lovesick 30 最終章

この大学病院に常駐するのもあと2週間くらいになった。

SEになって仕事以外で大変な思いをしたのは初めてだった。

ただでさえ難しい病院の中のシステム管理なのに終わりを迎えられると思うとホッとする自分がいた。

浦崎君ととんでもない出会い方をし、職場も同じで……そうしたら浦崎波久という彼のお兄さんに振り回され私としてはよく精神が持ったな、と思う。

ある意味この数ヶ月間三角関係が水面下で継続されている。

それは、私と浦崎先生しか知らない事実……。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい