第73話
「院内で波久も俺も菜々に関わるな、って言われたよ。」
「あ……、」
山本さんなら言いそうだと思った。
「彼が言うことは正論だよ。何も反論できなかった。」
「でも浦崎先生は別として浦崎君は……、」
「山本さんにとったら俺は菜々の障害にしかならない、まぁ足枷なんだろうなぁ。」
「そんな、」
「山本さんは菜々の将来を凄く心配しているし潰そうとする人間を排除したいんだろうね。」
「潰すとか誰が、」
「俺が、ってことでしょ。」
浦崎君はそう言って薄く笑った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます