Lovesick 23
第66話
大動脈解離の緊急オペが終わり医局に戻ると藤田先生が合図する。
「お疲れ様です、何かありました?」
「大アリよ。いつからだったの?」
「は?何がですか。」
俺は自分のデスクに座ると背伸びをする。
昨日の昼からのオペだったからものすごく眠い。
「彩さん、波久先生と付き合ってるの?」
「……なに馬鹿なこと言ってます?そんなわけ、」
「告白したナースの目の前で波久先生が彩さんを紹介したらしいわよ。兄弟で彼女取り合うなんてなにドラマみたいなことしてんのよ。」
……俺がオペ室に入ってる間に何があったのかさっぱり分からなかった。
「この話、昨日から結構話題になってるわよ。看護部の情報は一気に広がるから。」
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