Lovesick 27
第79話
浦崎君に抱かれるのは嫌じゃない。
でも今回は絶対痕が残るな、と思うくらい身体がチリチリ、と感じた。
いつもなら何か話してくれるのに、
この部屋はさっきから彼と私の息づかいしか聞こえない。
「う、浦崎君、何か、言ってっ……、」
「……菜々、気持ちよくない?」
いや、そういうコトを言ってるんじゃなくて。
いつもなら凄く優しいんだけど……、
「……っ、」
もう彼が見ていない場所なんてないくらい私の身体は知られている。
ナカでイクということも彼が初めてだった。
「菜々っ、」
浦崎君は絶妙なタイミングでいつも私の名前を呼ぶ。
だから私の身体は余計に感じてしまう。
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